3ヶ月以上勉強をしても成績が上がらない➡︎➡︎➡︎勉強法を変えよ!プラトー状態になる前に!
こんにちは。
日本の受験がアメリカや、ヨーロッパ、シンガポールや韓国の一部の受験と比べても効果が高くない原因の1つに、「そもそも勉強の方法や勉強についての一般論を習ってない」ことが挙げられます。これは本当にまずくて、いきなり国語とか数学とか英語とか算数とかの個別の科目に入るわけですね。
でもその前に、勉強そのものの講座が本当はあるわけで、またあるべきです。
スポーツでも、身体のコーディネーションや走り方、勝つと言うモチベーションの作り方や、様々なスポーツの共通事項があります。
でもこれを日本では教えていないので、どの科目も、できない人は同じ位できないわけです。
日本の受験は広い意味では「言語領域」です。
なぜか?それは、問題が書かれた紙があって、答えを書く紙があって、鉛筆やペンを使って、文字で応答するからですね。その意味ではそっくりです。
数学や算数は数的言語、外国語はアルファベット窓の自然言語、社会や理科は自然言語+イラストや写真や地図、国語は母国語の自然言語、全部言語なんですね。
そこにスポーツや芸術や歌唱力はないです。だから、どの科目も最終的には同じ程度の成績に引っ張られていきます。
つまり、科目以前の勉強が圧倒的に大事なのです。でもそれが指導されていないので、もともとできている人は、どの科目もできて、もともとそこが崩れている人は、どの科目も崩れてしまうと言う構造にあります。
さて、
勉強の方法がなっていないままに、どの科目を勉強しても、どうにも上がらないと言う段階で、「いや、半年続ければ、1年続ければ上がるんじゃないか?」と言って、全く上がらない生徒さんやご家庭は山のようにいらっしゃいます。その理由は上に述べた通りですね。
しかもそれでもっと望ましくないのは、「脳が、自分ができないことを記憶してしまって、今後もとできなくなってしまう」と言うプラトー状態の発生です。
心理学や社会学では予言の自己成就なんて言ったりしますが、茄子が食べれないとか、ニンジンが苦手と強く刷り込まれていると、一定期間が経つと本当に苦手になってしまうような現象ですね。
そしてこの現象は、一般的には3ヶ月間勉強を続けてうまくいかなかった場合に顕在化してきます。
ですから皆さん、覚えておいてください。3ヶ月経過してうまくいかない勉強は、絶対にそのまま続けてはいけない、と言うことを。そうでないとますますできなくなってしまうと言う本質を。
加えて良くないのは、勉強の方法や楽しみ方を知らないから各科目の勉強ができないのは当たり前なんですけど、自分は、自分の子供は本当に勉強ができないんじゃないかと、本人や保護者さんも思い込んでしまうことです。
そうなる前に一気に風を吹かせて風向きを変えましょうね。
読んでいただいてありがとうございます。ご質問やご相談等があれば遠慮なく聞いてくださいね!
大学教員/予備校講師/プロ家庭教師/東大院&米ハーバード大修了
著者に『賢者達の記憶法&速読法』や『思春期フィロソフィア』等