人と人をつなぐ

講師のブログ・Q&A

  • 男性の講師です
    千葉県松戸市
    32歳
    慶應義塾大学 理工学部電子工学科

ハンドルネーム:Uraさんのブログ

受験生の方、過去問はもう解きましたか?

こんにちは、Uraと申します。
プロ家庭教師や予備校講師として活動している者です。

このブログはは9月21日に投稿していて、この時期に受験生の方に向けて伝えたいことを綴ったものです。

結論から端的に申し上げます。
志望校の過去問をまだ解いたことのない受験生の方、一回早めに解いておきましょう。

────

「実力がついていないから・・・」
「まだ習っていない単元があるから・・・」
「過去問は受験直前に取っておきたいから・・・」

解かない理由は色々と挙げることができると思いますが、解いておくメリットの方が圧倒的に大きいです。

この時期に過去問に取り組む目的は「現在地とゴールとの距離を知ること」、そして「その距離を踏まえて最適な学習方針を立てること」です。

ここまで死ぬ気で勉強してきた成果が出て、第一志望の学校の入試問題で既に合格点を取れる順風満帆な受験生の方もいらっしゃるでしょうが、多くの受験生は現時点では合格ラインに届かないでしょう。
それ自体はもちろん全く問題ありません。

けれども、「どれくらい届いていないのか」を把握していないのは大問題になります。
それがわからないと「届いていない部分をどうやって埋めていくのか」という話ができず、ひいては今後の学習計画を最適化することができません。

────

例えば大学入試で、英語・国語(現代文のみ)・数学(IAのみ)が各100点満点、合格ラインが7割だとして、過去問を解いた結果が次のようになった場合を考えてみます。

英語 75点
国語 65点
数学 40点
合計 180点

この結果を見れば、「今後の学習時間の大半は数学に充てるべき」という方針を確立することができます。
また、科目内での方針も自然と見えてくるはずです。
上の例で、数学がIとAでそれぞれ50点満点で、合計点の40点の内訳が次のようになっていたとします。

数学I 10点
数学A 30点

数学の中でも特に数学Iに力を入れるべきなのが一目瞭然になります。

このように、過去問を一度解いておくと今後の勉強方針が明確になります。
受験当日までの時間が本当に限られてくるこの時期、見当違いな方針に基づいた勉強をしている暇は一切ありません。
見当違いな方針とは、上の例だと「英語の勉強に重点を置く」などです。
仮に英語で満点を取るまで成長(75点→100点、合計180点→205点)できたとしても、他の科目が現状維持なら合格点(210点)に達しません。

「自分の感覚と今までの模試の結果からやるべきことはわかっている」と思われる方もいるかもしれませんが、その大学の問題との相性というのが確実に存在します。自分の感覚や一般的な模試の結果から見た得意不得意と、過去問の得点の傾向は必ずしも一致するとは限らないのです。

したがって、とにかく一回過去問を解いて、その結果を踏まえていく必要があります。
(例外として、志望校の出題傾向に完全に沿った模試、いわゆる\\\\\\\"冠模試\\\\\\\"を受けている場合はその結果を踏まえればOKです)

1週間に1年分くらいのペース(あまり詰めすぎると十分な復習ができない)で、第一志望の学校の過去問から順に解き始めてください。

今後の勉強方針を含め何かお困りごとのある方、私のプロフィールから体験授業(オンラインであれば無料)も受け付けておりますのでぜひご連絡ください。
ご相談だけでも大歓迎です。

あなた様の受験がうまくいかれるよう、心から祈っております。
それでは!

Ura