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こんにちは。
個人的には、受験科目で志望校を変えるというのはあまり好ましくないと思いますが、現実的にはそうも言っていられないですよね。特に私立専願か国公立も視野に入れるかは大きな分岐点です。
ただ、科目数が少ないほうが負担も少ないと考えるのは少々短絡的です。質問者の方の志望がわからないのであくまで一般論になりますが、受験科目数を考える上で見過ごされがちな点を2つ挙げたいとおもいます。
一つ目。同じレベルの大学では、受験科目数が少ないほど各科目の合格最低ラインが高くなる、つまり合格最低ラインの偏差値が上がります。
これは少し考えてみれば当たり前のことで、受験科目数が少ないほど各教科にかけることのできる勉強時間数が多くなるので、その分ライバルのレベルも上がるというロジックです。
また、国公立対私立という観点で考えると、国公立志望の受験生も当然滑り止めとして私立大学を受験しますが、当然得意な教科で勝負してくるので、そのこともやはり偏差値を引き上げる要因となります。
二つ目。受験教科が増えたからといって、必ずしもまるまるその教科の分の負担が加わるわけではないです。
少しわかりにくいので私の例で説明します。
私は国立理系志望で、センター試験では地歴もしくは公民から1教科受験する必要がありました。そこで、私は倫理を選択したのですが、倫理の勉強を通じて得た近代の思想の知識は現代文の読解に大いに役立ちましたし、古代中国思想の知識は漢文の成績を引き上げました。
また、理系ではありましたが現代文(二次試験科目にもあったので)をしっかりと勉強したことによって、特に英語の要約問題や記述問題の解答作成能力が高まったのも確かです。
このように教科間の相互作用によって、科目の負担が1+1=2のような単純な和とはならないことも多いのです。
アドバイスになるかわかりませんが、最後に私の意見を。
初めにも書いたように、私自身はまず科目数ありきの考え方はあまり好きではありません。質問者さんが本気で国公立に行きたいのであれば必要な教科をすべてやるべきと考えます。他の国公立大学志願者にできることが、あなたにだけできないはずはないのですから。
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