【カテゴリ】 塾・予備校 |
以前塾講師をしていました。
その際、1対1、1対2、及びグループ授業を担当した経験からコメントいたします。
結論から言えば、必ずしも1対1であれば成績が上がるわけではありません。求めている結果や教科・生徒の能力を勘案しなければなりません。ここでは大まかに以上二つの側面から授業形態を選択する基準を述べたいと思います。
【生徒側の要望によって選択する】
生徒と教師の数が1対1であろうと1対複数であろうと、重要なのは「生徒の側が教師にどのような役割を求めているか」であると思います。
たとえば、生徒側の要望には以下のようなものがあげられると思います(あくまで例です)。
(1)勉強させる習慣をつけたい
(2)宿題をやらせるために定期的に見てもらいたい
(3)学校の授業ではわからない部分を教えてほしい
(4)テスト対策がしたい
上にあげた中で、(1)や(2)であれば1対複数の授業でも問題はないと思います。もし(3)や(4)を望んでいるのであれば、より綿密に生徒の能力やカリキュラム・教材の分析ができる1対1のほうが効果的かもしれません。
【教科及び生徒の能力によって選択する】
教科と生徒の能力によっても授業形態に合う・合わないが若干あります。
たとえば、数学のように問題演習が重要な側面を占めている教科の場合、生徒がある程度自分で問題を解くことができるならば1対2でも十分に成績は伸びるでしょう。
しかし、数学が苦手な生徒が1対2の授業で数学の成績を上げようとしても、十分な解説が得られずにわからないままになってしまうかもしれません。
同様のことは他の科目にも言えるので、どの科目がどの程度できているのか、得手不得手はどれであるのかを理解することが重要です。
最後になりますが、当然ながら教師の能力や性格、そして生徒との相性によっても成績は左右されます。
まずはお子さんに塾での様子やどのような勉強を行っているかを聞いてみて、塾講師や塾長と相談してみるのが良いではないでしょうか。
|