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社会に限らず、何かを覚えるためには覚えるまで繰り返すしかありません。
たとえば、カラオケで得意な歌。今では何も見ずに口ずさむことができる歌でも、最初は歌詞カードを見ながら何度も歌ったはずです。
カラオケと社会の違いは、勉強は面白くないから面倒になってあまり繰り返さないことが多いということです。忘れたら何度でも覚えなおす、これが基本です。
もちろん覚えるコツはあります。
もう少しカラオケの例で考えて見ましょう。
歌詞には必ずストーリーがありますね。また、一つ一つの言葉を取っても、それぞれストーリーを作り上げるための意味を持ちます。また、ストーリーを凝縮したのが曲名です。何かを覚えるときには、まず大まかなストーリーなどつかみ、それを手掛かりに少しずつ細かい部分の意味を考えていくのがコツです。
この方法だと覚えやすく、忘れにくい。その上、思い出すときも大きな枠組みをつかんでいると、それを手掛かりにできるので比較的簡単に思い出せるようになります。
社会科の場合も同じです。まず手掛かりを作りましょう。
たとえば、枠組みごとに見出し(歌で言えば、曲名ですね)を作って、それを手掛かりにしましょう。
鎌倉時代を例にとると、見出しは「いざ鎌倉――幕府と御家人」みたいな感じです。次に大まかなストーリーをまとめましょう。「土地を仲立とした主従関係→元寇→与える土地がない→御家人反発→幕府滅亡」でいいでしょう。最後に細かい枝葉の部分をストーリーに沿って少しずつ覚えていきましょう。もちろん、細かい部分のストーリーもまとめながらです。
今のはあくまで手掛かり作りの一例です。
地理では、白地図に山地と川、海流や風の流れを書き込むだけで手掛かりになるでしょう。上記の4つを書き込めば、それぞれの地域の気候がわかります。気候がわかればその地域の特色も簡単にストーリー付けることができます。
こうやって覚えたらテストはバッチリでしょうか?
まだ安心してはいけません。
そもそもテストは生徒が知識をきちんと覚えているかを確認するためのものです。逆に言えば、テストで点が取れなければ覚えた「つもり」になっていただけなのです。
この、覚えた「つもり」に要注意です。どうしたら、本当に覚えたか、覚えたつもりなのかを区別できるでしょう?
答えは簡単です。学校のテストの前に自分でテストしてみましょう。
ある程度勉強が進んだら、自分でテストをすることで、覚え切れていない部分がはっきりとわかります。弱点がわかれば、その部分をもう一度覚えなおすだけです。
これを何度も繰り返せば、テストで100点を取ることも夢ではないですよ。
初めに書いたとおり、結局は繰り返すしかありません。ただ、むやみに何度も繰り返すのではなく、弱点を見つけ、その弱点を徹底的につぶすことが成績アップへの一番の近道です。
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