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投稿日:10/04/12 英語の指導法について
【カテゴリ】
学習指導法
【英語の指導法について】

私は英語が得意科目だったので、今の塾でも高校生の英語を担当しているのですが、正直、指導法がよく分かりません。

問題の答えを教えることや、文法を説明することは勿論できますが、最も配点の高い長文の解き方のコツや、読解力アップの方法などは、上手く説明できません。

というか、英語は、自分で単語・連語を覚えて、できるだけたくさん読んだり書いたりする以外ないように思ってしまうのです。(私もそうしてきました。)

でも、それでは指導になってない気がするので、同じように英語を教えてらっしゃる先生は、どのように指導されているか、よろしかったら聞かせて下さい。

回答締め切り

回答

ID:82
回答日:10/04/14

良回答4P

英語の指導法について
【カテゴリ】
学習指導法
一応同業者なので、企業秘密をばらすわけにはいかないのですが(笑)、いくつかヒントを。



まず、長文の読解について。

高校生だと学校で文法の授業があるはずです。
たいていの場合最初に文の種類について、次に文型について学びますよね。疑問に思ったことありませんか?文型を学ぶ意義はどこにあるのでしょうか?

生徒が詰まるのは、構造が取れないからです。自力で構造が取れない生徒を、自力で構造が取れるようにする点にこそ、英語講師の存在意義があるはずです。

構造をとって、訳を言うだけでは意味がありません。「ここが主語で、これが動詞で、これは~節だから…」のような説明をしてもダメです。
そうではなくて、どうしてそのように構造をとるのかなど、長文読解の指導では、必ず文法事項に基づいた読み方をするようにすべきです。その中でも特に文型論は正しく活用することができれば読解をするうえで大きな助けになります。

感覚的な読解では、生徒が本当に困ったときに何の役にも立ちません。



文章を解説し終わっても、まだやることはあります。たとえば、文章中に出てきた重要単語をきちんと指摘し、また、同義語や反意語、句動詞、語法などを説明しましょう。

復習の仕方や、復習時にどういったことを注意すべきか文章ごとに指導しましょう。





回答者:ゆうせい
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種別:学生(大学生以上)
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(ログインが必要)
この回答へのお礼 企業秘密ありがとうございます!(笑)
文の構造と復習の仕方ですね。それなら今より実のある指導ができるかもしれません。参考にさせていただきます。

回答

ID:77
回答日:10/04/14

良回答4P

英語の指導法について
【カテゴリ】
学習指導法
私の場合、英文を感覚的に読めるよう、文構成解釈の指導に力を入れています。

英文が、S+V~の構成になっていることは言うまでもありませんが、同時にこれは、V(動詞)の段階で、その後に続くものがある程度予想できることを示しています。

例えば、
be の後は、状態や身分(C)または前置詞+場所など
readの後は、物(O)など
giveの後は、人+物(O+O)など
keepの後は、人物+状態(O+C)など(Cは分詞形容詞も可)
makeの後は、人物+状態or原形(O+CorO+原形)など
allowの後は、人物+to do(O+to do)など
(これら基本形の後には、前置詞+追加情報(場所・時など)が続く)

もちろんこれらが全てではありません(ここで全てを語ることは不可能です)が、文構成の基本パターンを体にしみこませてしまえば、(日本語と同様)先をある程度予測しながら読み進めることができるようになるので、単語力に頼って、後追いで読むより、英文読解力はかなり高まる(英文のまま理解できる)と思います。

更には、この能力はそのまま英会話力へも繋がるので、私は生徒たちに、大いに勧めております。

指導法には、正しい答えがないから大変ですよね。全く同感です(汗)。より良い指導法を求めて、私も更に模索していきたいと思っています
回答者:Englishlesson
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種別:家庭教師・塾講師
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(ログインが必要)
この回答へのお礼 動詞をグループ分けするという意味でしょうか。
なかなか大変そうですが参考にさせていただきます。
アドバイスありがとうございました。

回答

ID:72
回答日:10/04/13

良回答23P

英語の指導法について
【カテゴリ】
学習指導法
 
 中学でも高校でも基本となることは変わらないと思いますので以下に私自身が中学生を指導していたときの方法を伝えたいと思います。

 長文読解を苦手と訴える生徒さんの多くは、たくさんの単語も連語もしっかり覚えているのに、なかなか長文となると意味が途中でわからなくなってしまうということを口々に言います。

 そこには、国語の長文読解にも通じる落とし穴が存在しています。それは未知の語句の存在です。

 人間だれしも、完璧な語彙力など持ち合わせていません。常にいろいろな場面に遭遇するたびに新しい語彙を会得するものですから、その知識にも限界があるわけです。

 日本文でも英文でも全く知らないし、使ったこともない語句が出てきたとき、日本語なら漢字を手がかりにしますが、それと同じように英語ではつづりの接頭語や語尾の形を手がかりにして、
その大体の意味や品詞をイメージします。

 まだ難しい本を読み始めた頃の体験を思い出していただければ
皆さん多かれ少なかれしていたこととお気づきになるでしょう。

 そのうえで必要になるのが、前後の文の流れや同じ文中のほかの語句からそこに該当する言葉の意味がなにかを想像して文を読み進める作業です。
 
 私が指導していたときに効果があったのは、段落ごとに大意を
余白に短いメモで残しながら読むことと、それと同時に段落ごとに+かーか印をつけながら次の段落へ読み進めることです。

 もちろん英語力のある生徒(高校生)ならメモはせずに(+)か(-)の印付けだけで十分です。この作業は簡単なのに長文の量が増えるほど威力を発揮します。

 こうすることで、読み終わった段落の意味を忘れないでおくことができ、安心して先へ読み進めるし、(+)を見ればその段落の意味がプラスイメージで、(ー)ならその逆のマイナスイメージだったとわかり、後に続く設問のヒントとすることができると思います。

 そして筆者が最も主張したい考えが書かれた段落には星印などでマークしておけば、必ず問われる長文の大意と一致する文の選択で役に立ちます。

 わたしは英語が得意というより、日本語でも英語でもそこで使われている文字の形そのものに強い興味を抱いていたので長い文章を読むこと自体に喜びを感じていたことも英語の長文が好きなことにつながったのかも知れません。

 それで生徒に対しても文字の発明の素晴らしさや語学への興味が湧くような楽しいエピソードを交えつつ指導していました。

 つたない経験をもとに述べましたが、ほんの少しでもお役に立てれば幸いです。

 先生自身もぜひ楽しみながら、ご指導をお続けください。
回答者:GTO
回答者のプロフィールを閲覧
種別:もと教育関係者
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この回答へのお礼 英語というより、文章の読み方を大切にするという意味ですね。参考にさせていただきます。
ご回答ありがとうございました。
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