適切な負荷
こんにちは。
中学受験生の皆さんはそろそろ夏期講習を意識し始める時期でしょうか。
特に6年生は志望校選びで学校を回られたり、後期から本格化する志望校別の対策講座の足切りラインを見据えて再度学習計画を見直したりと目まぐるしい日々を送っている事かと思います。
この時期は急に気候が夏のようになってくる事もあり、皆さん体力切れを起こしがちです。
思ったように日々を過ごせなくても気に病み過ぎず・体を休める選択もしっかり取るようにしてくださいね。
今日は学習における「適切な負荷」について。
トレーニングでもそうですが負荷には質と量の2つがありますよね。
もちろん質の良いトレーニングをたくさんの量こなせれば理想的なのですが、子供であろうと大人であろうとこれがなかなか難しい訳で、、、
多くのお子さんが
①量はそこそここなしているが、質が伴わない(要するにいい加減)
②そもそも量がこなせない
のどちらかに該当します。
①、②共にお子さんによってそうなっている理由が違うのでそこを見極めて調整していくのが私の大切な役割の1つだと考えています。
参考までによくある理由を書いておきます。
①⇒そもそも精神的に量に圧倒されているため気持ちがパンクしていて、こなすだけで精一杯
②⇒処理スピードが特性としてゆっくり
※発達に特性があるお子さんも多く指導してきておりますので、WISQ検査結果などを基に戦略を立てたりもします。この経験があるので、どのようなお子さんでも精神・思考・暗記力など様々な側面から特性を把握したうえで指導をするようになりました。このテーマはまたおいおい書けたらと思います。
そして多くの保護者の方が感じているであろう最大の悩み。
「理由も問題点も分かっているけれど、親が言ったところで聞かない」問題。
ここで強い力を発揮するのが「他人」の存在です。
雑なお子さんにはあえて立ち止まらせながら。
処理スピードがゆっくりなお子さんには一緒にスピードを持って。
第三者が「出来る事から一緒に処理していく」役割を担う事で、少しずつ量と質の伴った時間が増えていくイメージです。
その時に解くべき問題、その難易度、どの科目に力を入れるべきか・どの程度の量の負荷を掛けるかを常に調整しながら進めています。
一番ご家庭にとって辛いのは、ご家族で衝突したり不安になって、全てが停滞しているように感じられる時間だと思います。
特に中学受験は「受験生」だけの問題ではなく「ご家族」の関係性が絡んでくるので、閉鎖的になりやすい日本の家庭はどうしても苦しい状況に追い込まれる事が多いと感じます。
今回は個別指導や家庭教師の良さを謳うような内容になってしまったので(笑)次回は集団塾に向くお子さん・個別や家庭教師の方が学習しやすいお子さんについて書いてみようと思います。
6年生のラスト1年の追い込み、4・5年生のうちの学習ペース配分などなど。
何かご相談があればメッセージを頂ければと思います。